日本語字幕と音声ガイドで感動をみんなのものに!

UDCastによるバリアフリー映画上映会のご報告

10月22日(土)に国立新美術館にて「日本語字幕・音声ガイド付きバリアフリー映画上映会」(主催:文化庁)を 開催しました。シンポジウムの動画とみなさんのご感想などを報告いたします!

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日時
10月22日 土曜日 
映画上映 10時30分~
シンポジウム 12時30分~13時00分

場所
国立新美術館 3階講堂
(〒106-8558東京都港区六本木7-22-2)

料金
入場無料(全席自由席)

映画上映会: 上映作品 『だれかの木琴』(上映時間:112分)

○出演:常盤貴子 池松壮亮 ほか ○監督・脚本・編集・音声ガイド原稿:東陽一
○原作:井上荒野「だれかの木琴」(幻冬舎) ○主題曲:井上陽水「最後のニュース」
○製作:『だれかの木琴』製作委員会(シグロ、木下グループ、東映ビデオ、ホリプロ、ポニーキャニオン、イースマイル、レボリューション)
◆助成:文化庁文化芸術振興費補助金 
◆第29回東京国際映画祭 JapanNow部門正式招待作品

上映方法

アプリ「UDCast」を使用し、日本語字幕はメガネ型端末で表示し、音声ガイドはスマートフォン等の携帯端末から提供(貸出機器は事前予約制)

 

貸出機器

●字幕ガイド用端末:
ソニー製SmartEyeglass SED-E1

●音声ガイド用端末:
Apple製iPod touch

*音声ガイドは持ち込みのスマートフォン等に、アプリ「UDCast」をダウンロードして体験できます。

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シンポジウム

テーマ:「誰もが映画を楽しむために~バリアフリー映画の新鑑賞技術を体験する~」

登壇者:映画監督 東陽一 (『だれかの木琴』監督
俳優 池松壮亮(『だれかの木琴』出演)
特定非営利活動法人 バリアフリー映画研究会・理事長 大河内直之
一般社団法人 日本映画製作者連盟・事務局長 華頂尚隆
司会: 特定非営利活動法人 メディア・アクセス・サポートセンター・理事長 山上徹二郎
【情報保障:手話通訳・文字通訳】

★シンポジウム映像 30分ノーカットで公開!(バリアフリー字幕付き)★

音声ガイド台本を自ら制作した東監督、バリアフリー上映をはじめて体験した俳優の池松壮亮さん、モニターをされた全盲の大河内直之さんのコメントをノーカットでご覧いただけます。また日本映画製作者連盟の華頂事務局長から映画業界の取り組みについてのご発言もあり、映画のバリアフリーの最新動向がわかる内容となっています。ぜひご覧ください。

アンケート回答

イベント終了後、ご参加された方に紙とインターネットでアンケートにお答えいただきました。

☆ 作品を楽しむことが出来ましたか?

   

回答

 

 

1・ 大変楽しめた

 

62%

 

2・ まあまあ楽しめた

 

38%

 

3・ 普通

 

0%

 

4・ あまり楽しめなかった

 

0%

 

5・ 楽しめなかった 

 

0%

 


☆ 楽しめた方は理由をお答えください(自由回答)

【音声ガイド利用者】

・場面がかわったときの情況がよくわかる。(全盲、男性)

・音が良かった。音楽や全体的な音が考えて作ってあった。(弱視、女性)

・表現がとても分かり易く、映画の内容(状況)が把握し易かったです。(晴眼、女性)

・言葉であらためて情報が入ることにより、より深く映画の内容を楽しめることができました。(晴眼、女性)

【字幕メガネ利用者】

・日本映画はDVDを借りて見ることが多かったので大画面で字幕付きで見ることができて良かったです。(中途失聴、女性)

・普通のメガネをかけているのと同様に違和感なく、重さも気にならずに楽しめました!!字幕が視線についてきてくれるので、顔を動かしても大丈夫!!(中途失聴、女性)

・字幕があると、それだけで、作品の内容が理解できて楽しめるから。(中途失聴、男性)

・映画を見ながらメガネ型字幕表示用機器を使用したのは初めてです。私は耳かけ補聴器を使用しているので、かけている間は不便でした。♪の時、様々な音が出ていてよいなと思いました。 最後の出演者の名前が出る時に音楽があったのは知っていましたが本当にあるのだと実感しました。普段、外国の映画しか見ないので、普及した後、日本の映画もみてみたいです。(ろう、女性)

6.今後のバリアフリー映画への期待、要望を教えてください。

【音声ガイド利用者】

・監督の音声ガイドだったのでとてもわかりやすい。見ただけではわからないことがガイドであったので、得した気分。作り手が解説をつくることを望む。(弱視、女性)

・これからいろいろな映画、邦画洋画共、一般の映画館で楽しめたらいいなぁと思います。(全盲、男性)

・夫が視覚障害者の為、夫婦で映画鑑賞できませんでしたが、UDCastがあればためらわずに映画をみにいけるのが障害者の家族としても有難い。(晴眼、女性)

【字幕メガネ利用者】

・メガネの字幕の色の濃さが変えられると良い。 背景が明るいと字幕が見えにくくなる。(中途失聴、男性)

・さらに進化を期待しています。 メガネの軽量化 字幕の見やすさ 色の具合(難聴、男性)

・メガネ型字幕は今後も広めていってほしいと強く願います!! 私達聴覚障害者もリスクはあるけど、健常者と同じことが出来るという視野をもっともっと広めていきたいと思いました。(難聴、女性)

・主人はアニメが大好きですが、なかなか一緒に行けず、私が嫌な思いもしました。今まで邦画やアニメの字幕表示はDVDやブルーレイしかなかったから、映画を見る事はあまりなかったけど、こういうメガネ型は良いと思いました。映画館にも置いてほしいです!!近いうちに実現できるように祈ってます。(難聴、女性)

・今まで字幕付き映画の上映は限られた期間でしたが、この機器の普及が進めば好きな映画は好きな時に見に行けますので、期待はとても大きいです。機器に関しては、顔を動かすと字幕も動く。バック(映画の画面)が明るいと見えにくいなどありましたが慣れてくると大丈夫でした。メガネが少し重く感じ、終わった時に少し疲れました。(中途失聴、女性)

・2020年のオリンピックでもこのメガネが活躍することを期待します。このバリアフリーにはたくさんの方の尽力があることがわかりました。とても感謝しています。(中途失聴、女性)

【その他】

・機器は(貸出終了しており)借りられないということでしたので、シンポジウムのみ参加しました。iPhoneなど気軽にもっているもののアプリで映画をみれるようになるならば、目のみえない母と一緒に映画館にもいけるようになるため、とてもたのしみです。 新作だけでなくリバイバル作品もそうなってほしいと思いました。

この声をたくさんの方に届けるためにも、今後もぜひMASCの活動へご参加くださいませ。

ご来場いただいた皆様、ご感想をお寄せいただいた皆様、イベントにご協力いただいたすべての方へ、ありがとうございました!